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ゴマダラカミキリ2

2014/07/18


 先日の本種の目撃報告を受けて、1999年の飼育記録をほじくり出してみました。



 カミキリムシの大型種は、個性的な形態をしていてとても面白いのですが、カブトムシやクワガタムシのように人気が出ないのは、成虫が短命であること、飼育下での繁殖が難しいことが理由でしょう。幼虫が穿孔している木を持ち帰って羽化させる人はいると思います。その木を用いれば飼育下でも産卵してくれないものでしょうか。植物防疫の見地からカミキリムシは思いっきり害虫なので、その飼育繁殖についてネット上に記載したがる人は、まずいないでしょうね。



 それでもこっそり育てている人、繁殖に成功している人はきっといますよね。
 雌雄を飼っていると、飼育下でもしばしば交尾行動が見られます。本種に限らず多くのカミキリムシがそうです。期待させておいて産卵しない。もっともカミキリムシに限らすそうした動物はたくさんいるんですけどね。



 1999年の夏は、1頭の幼虫が得られました。
 交尾を終えたメスは、クワガタの産卵セットで飼っていたのですが、ある時朽木から出てきたものかマットの中にいたのか、幼虫が見つかったのです。
 産卵木は、筆者の場合2昼夜水に静めますから、その中にすでに幼虫がいたとしても溺死しているはずです。産卵セットで飼っていた本種が産んだ卵から孵化したとしか考えられないわけです。1頭見つかったなら、もっといるかもと、入念に調べてみましたがこれ以外に見つけられませんでした。
 貴重な幼虫は、砕いた産卵木をマットに産めたものをプリンカップに詰め、その中で育てました。しかし、幼虫の生育状態を確認するために再びプリンカップを開けたときには、幼虫の姿を認めることができませんでした。
 カミキリムシの蛹も裸蛹です。あのスーパーロングな触角が蛹ではどんなふうになっているか見てみたかったです。

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