爬虫類との接し方

 爬虫類や両生類の飼育は、昆虫やクモ、ムカデ、水棲動物を飼うのと似ているところがあります。みなさんも子供の頃に、カメやカエルを飼った経験がおありなのでは? 飼育ケースにそれらの動物を収容して、餌と水を与えて観察する。そういう作業が、小さな生き物の飼育になってくるわけです。
 哺乳動物や鳥類以外の動物たちは基本的に孤独な生き物です。誕生するとすぐに独りで自活を始め、成長して繁殖に関わっても卵は産みっぱなしです。一部、孵化まで面倒をみたり、しばらく育児したりするものもありますが。
 魚類では群れで暮らす種類も多いですが、爬虫類や両生類では、孤独生活者がほとんどです。両生類では繁殖期にだけ群れたりします、体外受精の都合でね。
 そんなわけで、爬虫類や哺乳類の多くは、飼育下でも繁殖時以外は単独飼育が基本です。温和な性格で複数飼育でも問題なかったり、熱帯魚のように異種混合飼育が可能なものも少なくないのですが、彼ら自身は共同生活を快く思っているわけではないでしょう。ま、いいんですけどね、問題なければ。
 基本的に社会生活はしない動物たちが、飼育者と友好関係や主従関係を作ることはないわけで、犬や猫と同じような係わり合いは期待できません。彼らは人間になつくことはない。触ったり持ち運んだりすることは可能になりますが、それはなついたわけではなく、触れられる状況に慣らされただけ、そう考えるべきです。
 つかみ上げてなでなでしても、まったく抵抗しないからといって、彼らがそれを心地よく思っているわけではありません。むしろ大きなストレスと戦いながら、じっと耐えているのかもしれません。
 ハンドリングという飼育テクニックがあります。触ったり抱き上げたりすることに動物を慣らすというものです。孤独生活を提供してやるのが望ましいとしても、飼育者は餌を与えたり掃除をしたりという世話を焼く必要があるわけで、人が近づくたびに生き物が怯えて暴れたりしていたのでは、怪我などのトラブルを招きかねません。それを防ぐには生き物に人に慣れてもらうのがいちばんというわけです。ハンドリングが生き物にとって不快なものであったとしても、そうされることが日常的な状況で、それを我慢すれば無難に暮らせると解れば、彼らはよく慣れてくれ、飼育がしやすくなります。
 ただ、慣れやすい種とそうでない種、人の接近には慣れてもどうしても触らせてくれない種などいろいろあるので、それぞれに応じた接し方を学ぶ必要があります。

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