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サカサナマズ2

2014/08/01


 サカサナマズは、おとなしくて臆病な魚です。でもしっかりとした体格で背びれに棘があったりして、気の荒い魚と混泳させても案外うまくやってゆきます。でも見た目が地味なので、逆さまに泳ぐところは見たいけれど、たくさんは要らないとて、1匹だけ水槽に入れる人も多いと思います。でもそれは正しくないです。本種は複数できれば10匹くらい一緒にしてやる方がよいコンディションで長く飼えます。



 基本的に物陰に隠れてじっとしている魚です。人工の水草にくっつき、まるでそこから生えているようになっています、うちの水槽では。しかしこれでも長く飼って飼育環境に慣れた方です。慣れないうちはフィルターのストレーナーの裏など、もっと目につかないところに隠れようとします。



 手前にいるグラスキャットの方がずっとか弱いナマズですが、こちらの方が平然としています。グラスキャットこそ10匹以上の群れでかうべき魚で、まとまった数になると水槽への馴化も早く、群れを成して中層を泳ぐようになります。ちなみにコリドラスもしかり。小型のナマズの仲間では、プレコだけは単独飼育か種類の異なるプレコを混泳させるべきです。



 水槽にすっかり慣れたサカサナマズは、物陰にじっとしているだけでなく時折こうしてお腹を上にした逆さ泳ぎも見せてくれます。驚いて逃げ惑うときや仲間同士で場所の取り合いをする時などは、かなりのスピードで泳ぎます、逆さなのに。でも彼らのおっかけっこは負傷やストレスの原因にはなりません。



 それはそうと、この個体はめっちゃお腹大きいですよね。サカサフグと改名した方がよさそうです。病気ではなさそうです。元気に泳ぎ回っていますし、餌食いも良好です。そう、どうやら卵をお腹にかかえているようなのです。



 サカサナマズの飼育下での繁殖はたいへん難しく、筆者もそれに挑戦しようとは思いません。このメスはいつまでも卵を抱えているわけにもゆかないので、そのうちどこかに産卵するでしょうが、その際に受精に加わるオスが現れるかどうかは判りません。
 筆者は本種の飼育経験はかなり長く、これまでにもお腹の大きなメスは見たことがありますが、こんなに大きいのは初めてです。また産卵の様子や産み落とされた卵を観察したこともありません。見てみたいとは思いますけどね。

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