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オオクチキムシ

2014/08/06


 林の住人として普通に見られる虫です。飛翔能力があるのかどうかは判りません、飛んでいるところを見たことがありませんから。朽木やそれにわいた菌類を食べているようです。うちは彼らが棲む林からは少々離れているので、クワガタの繁殖用に仕入れたホダ木についていたのかもしれません。ホダ木から羽化して出てきた可能性もありますね。



 本種やキマワリは、林の朽木や倒木等でしばしば見かける虫ですが、なかなか人に気にかけてもらえません。筆者もあまり興味を持ったことがありませんでした。筆者のつたない記憶では、本種やキマワリはゴミムシダマシ科に属する昆虫でありましたが、クチキムシという虫の名も記憶の片隅にありまして、それについても調べてみますと、こちらはクチキムシ科の仲間であるという記述がほとんどでした。ところが学名では、本種とクチキムシは同属になっています。同属で別々の科に属するなんてバカなことはあり得ないわけで、さらにあれこれ文献をたどると、キマワリはゴミムシダマシ科で、本種とクチキムシはクチキムシ科であるという記述が出てまいりました。では、筆者の記憶や本種をゴミムシダマシ科と説明している文献はまちがいだったのでしょうか。さらには、クチキムシ科をゴミムシダマシ科の下に位置するクチキムシ亜科とする文献もありました。難義です、ひじょうに難義です。



 キマワリについて見てみると、この虫をクチキムシ科とする文献はなく、いずれもゴミムシダマシ科に分類していました。でも、本種とキマワリってとてもよく似ているんですよね。本種をすこし太らせたような虫で、生態も同じような感じですし。地味な虫のくせになかなか手こずります。でも林の重要な住人ではあるんですよね。



 頭部はこんな感じ。同程度のサイズのゴミムシのように大きな大腮はありませんし、目も死んでいます。捕食者の目ならもっと輝きがありますよね。なんだか土偶みたいな顔だと思うのは筆者だけですか?

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