1_萌萌虫雑記帳.png

オキシペタルム2

2014/08/06


 今年、たくさんのブルースター(本種の花のこと)を見せてくれましたが、夏になりいつの間にやら花も終わっていました。そのあとには長い鞘を持つ実が成っています。花があれほど多かったのに実が少ないのが気になりますが、まぁ、いいでしょう。すべての花が受粉に成功し結実するとは限らないということなのでしょうか。



 実です。触ってみるとエンドウのような豆の入った鞘とはちがった感じです。どちらかと言うとオクラ的……、でももっと硬くて折ったり曲げたりしにくいです。



 解剖してみましょう。カッターで真っ二つにします。かたっ! これは固いですよ。白い濃厚のネバネバ液があふれてきました。カッターに付着したそれは木工用ボンドよりもずっと頑固で、拭き取れず、けっきょくネバネバ液の着いた部分の刃を破棄せざるを得ませんでした。



 黄色い種がびっしり詰まっています。中央に白いナイロンテープのようなものが見えます。これは光沢のある白毛の集まったものですね。



 すでに枯れている実のひとつです。なんだかよく解りません。



 別の枯れた実には、黒い種が残っていました。ひとつひとつの種には綿毛がついています。生の実を切ったときに見えたナイロンテープのようなものが綿毛になるんですね。



 綿毛のついた種子は、風に乗って遠くへ飛んでゆき、生活圏を拡げて行くわけですね。人によって持ち込まれた外来種が、このように日本の自然に種子をばらまくことになるわけです。ペットブームにより、虫や獣の人による移動が問題視されるようになりましたが、園芸植物についてはあまり問題になりませんね。輸入植物が種を飛散させることを問題にしたら園芸業界の死活問題になるからでしょうか。事実として私たちの身の回りには、輸入植物が逸出して野生化した植物がたくさん自生しています。輸入植物を庭に植えるということは、すでに生物の移動に加担しているということです。植物にとって人が作った垣根やフェンスなんて何の意味もありませんからね。

 後日追記:本種の実から濃厚なミルク状の白い粘液が分泌され、それで手がかぶれたという話しをしましたが、あれは筆者の誤解でしたので、その文面を削除しました。手がかぶれたのは飼育中のタケカレハの幼虫が有毒で、知らずにそれを素手で触っていたからでした。無知というのは怖いものですね。本種の汚名回復のためにも訂正させていただきます。すみませんでした。

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

索引


目次

スネさん リーザさん けもの 庭虫
雑虫 クモ 直翅系 半翅系 膜翅系 鱗翅系 鞘翅目 毒虫 魚たち 無脊椎
両生類 カメたち 絶滅動物 くさばな 庭草 雑草 高山植物 飼育と観察 ヒト □飼育動物データ




    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>

サイト内検索

NEW ENTRIES


Amazon Kindle 電子出版のご案内
cover4.jpg


★講読には
Kindle 読書アプリ
が必要です。



sijn.jpg






recent comment

recent trackback

プロフィール

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM