1_萌萌虫雑記帳.png

ヨツボシケシキスイ

2014/08/20


 明治神宮の御苑の林の中で、樹液をあふれさせカナブンたちが集まっているのを見つけました。都会の只中にある神社なのに、ここだけは別世界というわけです。ドングリを付ける広葉樹がひじょうに多いので、夜にはカブトムシやクワガタムシも集まってくるかも知れません。かつて人間が街を築くまでは、この辺りの自然にも大型甲虫類が普通に棲息していたのでしょう。古い文化遺産として残された自然がそのことを証明しています。



 カナブンは山林ではありふれた虫ですが、シロテンハナムグリ等のように平地や都会化の進んだ緑地にまでホイコラ出向いて行く虫ではありません。カナブンがいるということは、山林と等しい自然が明治神宮には残されているということです。
 林の中への立ち入りが禁止されているので、遠目でしか観察できませんでしたが、写真にはよく見るとカナブンの他にもハエやヨツボシケシキスイが写っていました。



 体長が1cmそこそこの地味で小さな虫であるうえにカナブン以上にありふれた虫なので、あまり興味を持つ人もいないのですが、虫を求めて山林を歩く人たちにとっては馴染み深い昆虫のひとつでもあります。黒くて艶やかな体をしており翅鞘には4つの朱色の紋があります。大きなオスでは、クワガタムシのそれのように分岐した大腮があり、メスを巡ってオス同士が争うこともあります。
 成虫は樹液に集まりますが、幼虫も樹皮の裏などに産みつけられた卵から孵化して、樹液や他の虫を捕食するそうです。バナナのみで累代飼育が可能という文献がありました。高タンパクの昆虫ゼリーでも同じように飼育繁殖ができるかも知れませんね。
 筆者もそうでしたが、観ているとけっこう好きになる虫です。飼っている人もけっこういたりするんじゃないでしょうか。

コメント
楽しみにしていました!次の更新待ってます〜
ありがとうございます。
  • 筆者
  • 2014/08/22 8:10 AM
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