1_萌萌虫雑記帳.png

ツクツクボウシ2

2014/08/20


 ツクツクボウシはアブラゼミやクマゼミのピークが過ぎた頃に啼き始めるというイメージがありますが、実際には7月頃から早いものは啼き始めるのだそうです。数が多くなるのは8月下旬から9月上旬で、9月末でも声を聞くことがあります。九州以南では10月に入ってからでも啼いていることがあるそうです。



 衰弱した個体が道端に落ちていました。声はすれど姿を見かけることはあまりないので、ネットで検索してみるまでは種類が判りませんでした。ツクツクボウシであると判明した時には、こんなに小さかったかなぁ、という思いでした。体長25mmていど、翅端までは40mmほど。ネット上のデータとも一致します。



 腹面には大きな発音板が見えます。オスです。



 正面図は、まぁ、セミらしい容姿をしていますね。指先サイズですけど。



 頭部をズームアップしてみると、大きな複眼と、頭頂にある単眼が見えます。これはセミの特徴ですね。



 セミの啼き声は、他の啼く虫のそれとちがって1回の啼き方でも一様ではありませんね。クマゼミもアブラゼミと間違えるような、ジーーーーという前奏の後に、汽車のような早啼きに変わります。本種の場合は、オーーーーシ、ツクツクオーシと啼き始め、次第にテンポが速くなって行くと、そのうち声が裏返ったようになります。ツクツクリーヨーというのを何回か繰り返し、やがてジーーーーという終曲部になって終わります。なかなか芸術的です。ツクツクオーシという主題の演奏からツクツクリーヨーに変わるのは、なんだかテンポを上げすぎたせいで声がひっくり返ってしまったように聞こえるのですが、そうは思いません?



 この衰弱したオスは、もう啼くことはないでしょう。持ち帰って砂糖水でも飲ましてやれば回復するといった感じでもなさそうです。このまま地面に転がって、あとはアリの襲撃を待つばかりの運命でしょう。

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

索引


目次

スネさん リーザさん けもの 庭虫
雑虫 クモ 直翅系 半翅系 膜翅系 鱗翅系 鞘翅目 毒虫 魚たち 無脊椎
両生類 カメたち 絶滅動物 くさばな 庭草 雑草 高山植物 飼育と観察 ヒト □飼育動物データ




    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>

サイト内検索

NEW ENTRIES


Amazon Kindle 電子出版のご案内
cover4.jpg


★講読には
Kindle 読書アプリ
が必要です。



sijn.jpg






recent comment

recent trackback

プロフィール

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM