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クリームシクルの産卵

2013/08/17


 コーンスネークとエモリーラットスネークを掛け合わせたハイブリットのうち、親が両方ともアルビノのものです。アルビノとは、メラニン色素が欠乏する色素変異のことで、アメラニスティックとも言われます。同じようにメラニン色素が減退する変異で、ハイポメラニスティックでは、メラニン色素がまったく失われているわけではないので、体はアルビノっぽいけれど、目は頃っぽかったりします。アメラニとハイポメラニの差異は、目が赤目か黒目かという判断でおおむね良いかと思います。
 クリームシクルという品種には、どちらかがハイポメラニまたはノーマルといったケースは含まれないのでしょうか? あるいはノーマル同士の混血には品種として規定されていないのでしょうか。デザイナーズブランドと呼ばれる改良品種は、美しさが追求されますから、いろいろやてみうようなんて素人くさい思考は論外でしょう、たぶん。もちろん美品種の作出に至る経緯で幾多の実験を経験されているのでしょうが。とりあえず、通常ショップで入手できるクリームシクルは、コーンとエモリーのアルビノ同士のハイブリットです。
 エモリーラットに比べてコーンが有名であるせいか、クリームシクルはコーンスネークのバリエーションとされているようです。ショップによってはクリームシクルコーンスネークという名称で取り扱っています。エモリーラットにしてみればムカつく話しでしょうね。筆者もクリームシクルがいなければ、エモリーラットスネークの存在を知りませんでした、すみません。


↑ クリームシクル

 筆者が幼少の頃、某動物園で、ライオンとヒョウのハイブリットが誕生し、レオポンと名づけられたというニュースを耳にしたことがありました。ただ、レオポンには生殖能力がない一代雑種なので、クリームシクルのことを知った時、ショップの方に生殖能力の有無を質問しました。ずいぶん素人な質問だと苦笑しながらも、生殖能力があることを教えていただきました。さらに筆者はクリームシクルとアルビノコーンとの交雑についても質問したところ、飼育下では盛んに交配されているだろうが、品種としてペットトレードに乗ることはないとのこと。
 アルビノに様々なカラーバリエーションがあるのですから、クリームシクルにも色あいの個体差はあるでしょう。しかし筆者が知る範囲では、クリームシクルとは美しいオレンジという印象が強いです。そして筆者の素人な質問にも耐えて付き合ってくださったショップの方のおっしゃるには、クリームシクル同士の交配が一番美しい色あいを得られるとのことでした。これに惹かれた筆者は、とりあえずクリームシクルのペアを用意し繁殖に挑んだわけです。
 そして、本年2013年の6月28日、めでたくも産卵を確認しました。1つ残念だったのは、入手したペアが生後2年経つのに筆者の怠慢で充分なサイズに育っていなかったこと。おかげで産み落とされた卵7個はどれもひじょうに小さく、あきらかに無精卵と認められるものもありました。


↑ クリームシクルのメスと卵。

 不安を抱えながらも、卵を取り上げて管理していたところ、3個が死去し、4卵が健康状態を維持しました。小さすぎると心配していましたが、胚の成長に問題ないと思われる大きさまで膨らみ、本日現在で50日が経過しました。筆者の予想では間もなく孵化するはずです。
 両親とも綺麗なオレンジ色ですが、メスの方が白の部分が鮮明で、オスは白い部分が少しだけ黄色みを帯びています。
 間もなく孵化してくる幼蛇は、どれほど美しいのでしょう。期待に胸が弾むわけですが、孵化せずに死んでしまったという報告にならないように頑張らねば……です。

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