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ミナミイボイモリ

2014/09/10


 標高1000〜2000メートルの高山の森林の落ち葉の下などに住んでいて、地表付近の虫などを食べている森林性動物です。繁殖の際には水域を訪れるものの、それ以外は基本的に地表暮らしだと言われています。棲息地は中国雲南省西部ほか。高山性の動物ですが、飼育下ではかなりの高温にも馴化するようです。



 黒い体にオレンジ色の四足と隆起を持つ、地味にしてカラフルなイモリです。ずんぐりとした体型も個性的です。なんだか太古の生き物って気がしません?



 こうして正面から見ると、典型的な両生類の顔をしてるんですけどね。



 2003年春、最初は、砂利を敷きつめたプラケースに水入れを埋め込んだレイアウトで飼い始めました。動きはゆっくりとしているので、餌にはジャンボミルワームを主に与えていました。



 真夏の8月に、レイアウトをアクアテラリウムに変更してみました。水を張ったケージに島を設けた、高温多湿系の仕様です。高山の森林性動物の飼育法とはほど遠い感じですが、水量を多くした方が、気化熱で涼しくなるし、水自体もお湯になっちまうことが少ないだろうと考えたからです。
 これは思いのほかうまくゆきました。餌も、あまり食べなかったジャンボミルワームをやめて、コオロギにしました。陸地が少ないレイアウトはコオロギの逃げ場を奪い、イモリたちはチョコチョコ動き回る獲物をよく食べるようになりました。



 そして秋以降は、ふたたび陸地メインのレイアウトに変更しました。上の写真は、2004年にメス1頭を飼育していた時の写真ですが、秋仕様はこんな感じです。ヤシガラ土に水容器を埋め込み、水容器に加湿したミズゴケを満たした入れ物で丘を作っています。餌は浅い皿にミルワームを常備し、時々コオロギを入れてやりました。このレイアウトはメスの産卵も狙っていたのですが、上手くゆきませんでした。



 冬場は、ヒーターを用いて16〜22℃ていどの飼育温度で管理しました。この温度に根拠はありません。フィルムヒーターを用いた加温で、この数値になっていたというだけのことです。ケージ内はやや乾燥気味で、ヤモリも食べる量は減りましたが、痩せてくることもなく元気にしていました。乾燥モードでは、色が明るい感じになっていました。
 日本のアカハライモリのように飼育は簡単ではありませんが、けっこう頑健で飼育環境への馴化もよく飼いやすいイモリでした。繁殖を見たかったですが、それにはもっと大きなケージが必要だったでしょうね。

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