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ジャイアントモールスキンク

2014/09/0


 ジャイアントという名の小さな地中性のスキンクです。まるでミミズのような質感のスマートな体をしており、頭部はシャベルノーズになり、四肢はたいへん小さいです。ミミズ色の背面に対して腹面が淡いオレンジで綺麗です。インドネシアやフィリピンに棲息していると聞きますが、詳細はよくわかりません。筆者が飼育していた2003年当時のペポニさんのサイトによると極めて珍しいフィリピン便の激レア種とのことでした。



 地中性の生き物というと、どうしても原始的な動物をイメージしてしまいますが、これはどうなのでしょう。ヘビの仲間ではメクラヘビは原始的なヘビの子孫ですが、トカゲの進化のプロセスはよく解りません。原始的なトカゲの仲間からヤモリやいくつかの地中性動物、それにスキンク類が分化した頃に出現した、初期のスキンクのような気がしますが……。



 背面腹面ともツヤツヤで、触るとオイルを塗ってあるような質感があります。腹面はほんのりオレンジで綺麗なのですが、この写真ではあまりよく判りませんね、残念です。



 同じく地中性のスキンクにサンドフィッシュスキンクがいますが、ウロコの様子や頭部の形状(シャベルノーズ)がよく似ています。ただ、サンドフィッシュの方は、砂漠性でサラサラの砂の中を泳ぐように素早く移動し、そのために四肢も大きくなっていますが、本種は湿度のある土の中をゆっくりと進みます。両者が比較的近縁のトカゲなのか、生活環境の共通性による収斂現象で形質に類似性があるのかについては、悩むところです。



 地中に穿孔している様子。サンドフィッシュが地表をはい回る虫を捕食するのに対して、本種は地中の虫を食べています。



 飼育の様子は、クワガタやカブトムシの幼虫を飼っているようなものです。ずっと地中にいます。なので撮影のためにプラケースに入れました。うまく育てるともっと大きくなるそうですが、あまり長生きさせられませんでした。ひと夏のおつきあいで死去してしまいました。生態がよく判らない地中性動物のワイルド個体は、筆者のような素人には手に負えませんね。

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