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エボシカメレオン

2014/09/19


 高湿度と風通し、適切な日光浴と温度管理が必要でおまけにひじょうに神経質な生き物であるカメレオンは、飼育が難しい動物の代表選手と言われ、筆者もこれまでずっと避けて来ました。ショップでは大人気で、確かに見ていて飽きないのではありますが、充分にかまってやる自信がないので自分には無理だと決めつけていました。
 そんな筆者が1度だけ飼育に手を出したことがあるカメレオンが本種で、マダガスカルの森林に棲む種と異なり、雨量および餌となる昆虫の少ない環境で暮らしているせいで、乾燥や高温にも強く、比較的飼いやすいとのことです。アラビア半島のイエメンの高地の高湿度の森林に棲んでいます。



 2003年の11月、懇意にしていたショップで生後約1ヶ月の個体を4頭を入手しました。日本国内でブリードされたものです。指先サイズです。カメレオンは虫食いとして有名ですが、こんなに小さいと自分が餌になってしまいそうですね。



 左右個別に動かすことができる目と、樹上暮らしに特化した脚の指に注目ください。



 飼育レイアウトは、こんな感じ。キッチンペーパーを敷いた小型のプラケースに鉢植えの植物を入れ、その中に棲んでいただきました。



 幼体は基本的には明るいきれいな緑色をしています。ストレスを受けたり危険を感じたりすると色を変化させます。



 筆者が知る限り、よく言われるような周りの色に同化するような色彩変化はあまり見られません。基本的には明るい緑色から茶色っぽい暗色への変化で、イグアナ科のグリーンアノールなどとあまり変わりません。



 脱皮中です。旧皮が浮いてボロボロになって脱落してゆきます。カメレオンの脱皮は爬虫類の中ではけっこう見苦しい方です。



 このポーズは、体をとても細長く見せますね。虫を見つけて忍び足をしているところです。



 これは、飼育者に気づいてこちらを振り返っているところ。飼育を始めて1ヶ月もすると、かなり人にも慣れてきて、生き虫をピンセットで与えたり、スポイトで水を飲ませることができます。



 目があっちゃこっちゃ向いて口を開いて、ひょうきんな表情を作っているように見えますが、これはたぶん怒っています。危険を感じて威嚇しています。目が方々に向けられているのは周囲への注意を怠っていないということでしょうか。もっと危険を感じると体色が暗い色に変化します。あっという間に変化してしまうので、天敵は彼を見失うかもしれません。



 2003年12月末。幼体の成長はひじょうに早いです。とくにオスでは体長が3倍近くにもなり、オスの特徴である頭頂の隆起が目立ってきます。そして体も深い緑色になり、いっそう綺麗です。
 メスにも頭頂の隆起は見られますが、オスよりも明らかに小さく、そして体色が小さな頃とあまり変わりません。
 この頃になると、生き虫に加えて植物もよく食べるようになります。ポトスやフィカス・プミラといった葉の柔らかい観葉植物を入れておいてやると、喜んで食べます。本種はカメレオンの中でも植物食への依存が高い方だと思われます。飼育には植物質の供給は不可欠です。

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