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ボアコンストリクター

2014/09/24


 ボアコンの愛称で多くの飼育者に親しまれている大蛇です。飼育動物としてのボアといえば本種のことであるといえるでしょう。しかしながら単にボアコンと言ってもひじょうに多くの亜種を擁し、基亜種となる Bor constrictor constrictor (コモンボア) や Bor c.amarali (ボリビアンボア)、Bor c.longicauda (ペルーロングテールボア)、Bor c.ortonii (ペルビアンレッドテールボア)、Bor c.occidentalis (アルゼンチンボア)など、さまざまな地域亜種が輸入され飼育されています。全長240cmにもなる大型のヘビですが、2003年に筆者が飼育していた Bor c.imperator は120〜180cmと、比較的小型の亜種です。



 この亜種はまたコロンビアレッドテールボアとも言われ、コロンビア以北の中米やその付近の島々にも多種多様の地域変異群が棲息しているようです。それらは中米ボアであるとか、アイランドボアというふうに呼称されたり、学名をとってインペレーターとかインペの愛称で呼ばれたりしているようです。2m越えの大型亜種に比べるとお手頃サイズで、ロイヤルパイソン(ボールパイソン)を飼うような感覚で管理できます。
 比較的小型で飼いやすいことと、多彩な地域変異があることから、多数の変異個体を蒐集したり、繁殖を手がけ、種々の亜種を掛け合わせて自然界には存在しないボアコンを作出している人もいるそうです。



 筆者が入手した個体は、生後それほど月日が経っていない幼蛇でしたが、まだ人には慣れておらずかなり獰猛でした。最初の頃は置き餌しか食べず、それもかなりムラがあって、長期間食べないこともしばしばでした。まぁ、ヘビの飼育には拒食がつきものですけどね。



 ボアの仲間の多くに、独特の虹色光沢が観られます。体表が油膜で覆われているのでしょうか。なかなか綺麗ですよ。



 採餌の様子。コンスタントに食べてくれるようになれば、飼いやすいヘビなのですが。充分に飼い馴らされたボアコンは、ハンドリングも容易です。そのような個体であっても気まぐれなところもあるので、絶対に咬まれない保証はありません。本種に近づく際には安易に顔の前に手を出さない方が懸命です。



 筆者が飼っていた頃は、じつに多くのボアコンファンがいましたが、その後、人に危害を及ぼす恐れがある動物として、特定動物に指定され、今では飼育には自治体の許可が必要です。本種よりも遥かに獰猛で、噛まれて負傷する事故が後を絶たない大型犬の飼育は自由なのに、納得がゆかない話しです。まぁ、一般的な見地からすると大型のヘビはひじょうに印象がよろしくないですから、仕方ないですけどね。

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