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バイパーボア

2014/09/26


 ニューギニア、ビスマルク、ソロモン群島等に生息する、たいへん太短いボアです。バイパーはクサリヘビの一種の名称で、その体形が猛毒を有するヘビに似ることから命名されたそうです。高湿度の森林などに生息し、他の動物が掘った孔などに潜んでいます。体色の変異は様々。性格も様々でたいへん気の荒いものから、極めて温和なものまでいると言われています。胎生で数匹から40匹程度を仔産します。



 2004年6月、生後間もない幼蛇を入手しました。こんなに小さなバイパーボアは見たことがないし、ショップの人や、来店した客人もひじょうに珍しいと言っていました。インドネシアのファームでブリードされたもので本種のCB自体が当時はかなり貴重なもとのことでした。



 ひじょうに気が荒く、人の気配を認めるとポンポン飛びついてきました。ただ、これを見て気が荒い個体だと断じることはできません。生後間もない幼蛇はどんな種でもたいていはこんな感じです。こんな小さなうちから飼えば、かなり人に慣れてくれるのではないかという期待がある一方で、ブラッドパイソンのように気まぐれで、慣れてきたと油断すると咬まれるなんてこともあるかもとも考えました。



 飛びついてくるのを利用して餌をくわえさせました。よく使う手です。スペックルドキングやモグラヘビといった気性の荒いヘビの幼蛇に、この方法で給餌していました。
 ところが、このヘビに対してはなかなかうまくゆかず、くわえてもすぐに手放してしまい、まったく食べようとしません。仕方なく強制給餌に踏み切りました。



 強制給餌を続けて3ヶ月、マウスロッド(口内感染症)を発症し、それが治らないまま死去しました。うちではマウスロッドで命を落としたヘビは、この子とグリーンパイソンの幼蛇の2頭がいました。
 バイパーボア(別名アダーボア)は、全長1mくらいまで成長するヘビですが、体が短いので、1mといっても一般的なナミヘビ等と比べると格段に大きく見えます。そのフォルムはまるで脚のないトカゲといった感じで、これはもっぱら地表を徘徊しけっして木に登らない生活への適応でしょう。

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