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秋の啼く虫15連発(4)
カネタタキ


 本州以南に分布し、カキ、モモ、マサキなどの樹上に群集しているひじょうに小さなコオロギの仲間です。成虫は8月頃から啼き始め、11月頃まで活動します。メスは樹皮下などに産卵します。腹部が細かい鱗片に覆われており、翅は極めて退化的で、メスでは消失しています。オスでは腹部の3分の1を覆う程度の小さ前翅が残るっていますが、これでチチッ、チチッという啼き声を響かせます。



 カネタタキやクサヒバリの仲間は、たいへん小さいうえに後肢が太く力強く、強力なジャンプ力を有します。逃がさないように飼うのは至難の業です。飼育レイアウトを仕立てたら、虫をササッと放り込み、急いでフタをします。世話は日中に行ない、虫たちが休んで静かにしているのを驚かさないようにそっと注意深く餌の交換などを行ないます。
 上の写真はオスですが、翅は黒っぽくとても短いですね。



 メスです。白毛がたくさん生えており、オスより毛深く見えます。少なくとも筆者にはそう思えました。



 飼育レイアウトは、プラケースに昆虫マットを敷き、セイタカアワダチソウ等の茎を短く切って突き刺しておきました。餌は櫛に刺した野菜と肉食系のドライフードです。
 カネタタキは生きた植物に産卵するそうですが、2005年に本種を採集して送ってくださった方によると、立ち枯れ状態の草にたくさん産卵しているのを自然観察で目撃しているとのことでした。その方のアドバイスに従って飼育レイアウトを仕立ててみたのですが、繁殖には至りませんでした。

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