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秋の啼く虫15連発(7)
クマスズムシ


 海岸付近の草むら等に多く見られる小型のコオロギで、形態的にはスズムシによく似に似ていますが、ずっと小さくずっぐりした感じです。本州、四国、九州に分布。メスは倒れた枯れ草等に産卵するそうです。



 千葉県の虫取り名人の方に送っていただいたのですが、産地は静岡県とのこと。虫を求めていろんなところを渡り歩いておられるのでしょうか。それまで筆者はこの虫の存在を知りませんでした。日本にもたくさんのコオロギがいるものです。



 飼育レイアウトは、小さなプラケースに昆虫マットを敷き、木炭とワラで地形効果を作りました。当時筆者がネットで調べた情報から、メスが倒れた草に産卵するというのでワラを敷いてみたわけですが、まぁなんと申しましょうか、こんなレイアウトで繁殖に成功するとはあまり期待していませんでした。餌は櫛に刺した野菜と肉食系のドライフードで、他のなく虫たちと同じです。



 オスです。前翅の形状がスズムシそっくりですね。全体的にスズムシよりも丸っこいですが。啼き方はまったくちがっていて、他にない独特な啼き音でした。あまり響かない小さな声で、飼育ケースに耳を近づけないと聞き取れないほどです。なんだか電子音のような感じでした。
 筆者はこのユニークな虫が大好きになってしまいました。



 メスです。丸っこいですね。
 この虫もあまり俊敏ではなく取り扱いが容易でした。ジャンプ力があったりプラケースの側面を登ってしまうような種では、大きめのケースを用意しないと逃がさずに飼うことは困難ですが、本種は15cmのプラケースで充分です。
 繁殖には至りませんでした。本種の繁殖方法は謎です。
 2005年のなく虫たちの飼育経験では、小さなコオロギほど長く生きており、本種も11月中旬くらいまで生きていました。そして少なくとも10月いっぱいは静かに啼き続けていたと記憶しています。

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