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アカマタ

2014/10/01


 奄美大島に生息するヘビで、毒蛇に擬態しているよな鮮やかなバンドが特徴です。外温動物食で、カエルやトカゲ、ヘビまで捕食します。かなり獰猛な性格で、ハブの子供でも食べてしまうといいます。アメリカで毒ヘビを食べるキングスネークは、獰猛というイメージはあまりありませんが、食性はひじょうによく似ていると言えるでしょう。本種は奄美大島におけるキングスネークの位置づけのヘビといったところですね。



 2000年5月、懇意にしていただいていたショップでワイルド個体を入手しました。胴幅が大人の人指し指くらいあり全長は1メートルていど。性成熟しているかどうかの若い個体です。とぐろを巻くと手のひらに納まる程度で、大型のプラケースでも広々としています。



 飼育を始めて1週間くらいは、たいへんおとなしく、普通にハンドリングしていました。ところが飼育環境に慣れると、縄張り意識に目覚めたのか、急に獰猛になり手がつけられなくなりました。ヘビは、人に馴れるにつれておとなしくなるケースと、逆に気が荒くなってしまうケースの両方があります。自分の居場所を確立すると、それを守るために攻撃的になるのでしょうか。



 本種は、なんでもよく食べ、マウスにも餌づきやすいと言われていますが、個体差が激しいようで、筆者が入手したワイルド個体は、何ヶ月経ってもマウスを餌と認識せず、仕方ないのでアジアウキガエルをまとめ買いしてきて、それを与えてみました。生きたカエルにはすぐに反応し、よく食べました。
 このヘビは1年ほど飼って人の譲りました。最後まで気が荒いままでした。



 そして2004年11にまた新たに生後間もない幼蛇の飼育を始めています。気が荒いヘビのイメージがあったのですが、一般的な幼蛇と変わらない感じでした。1週間もすると置き餌でマウスの尻尾を食べ、10日後あたりからピンセットで与えたマウスをちょくせつ食べるようになりました。変温動物食のみに慣れて育った個体とちがい、餌づけはひじょうに楽でした。



 人を見ると咬蛇ポーズを取り、飛びかかってくるものの、人の手から餌をもらうことにはすっかり慣れてしまったので、小さいうちから人から餌をもらうのが当たり前で育てば、そのうちベタ慣れのアカマタになってくれるかもしれないと期待を抱いたのですが、翌年の1月、飼育を開始して2ヶ月ばかりで突然死んでしまいました。



 この冬、さまざまな生き物が温室内で死去しました。おそらく暖房に使用していた石油ストーブが有害なガスを出していたのでしょう。この幼蛇もその犠牲になってしまったようです。以後は暖房費がかなり高くつきますが、電気温風機を使用しています。

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