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雑虫

 雑虫という言葉は、普段あまり聞かないですし国語辞典にも記載がありませんが、生き物の飼育者はけっこうよく使います。雑草から引用した造語でしょうか。植物を育てている人たちにとって雑草が邪魔者であるように、雑虫は虫や小動物の飼育者にとっての邪魔者のようです。栽培や飼育の対象には愛情を注ぐけれど、同じ生物でも勝手にわいて来るものは忌み嫌って撃退する。人の情なんてそんなもんです。筆者もヘビには飼育対象として情を注ぎますが、マウスはヘビの餌でしかありません。でも、生きたマウスはとても可愛くて餌用に入手したものの飼育動物にしてしまったこともあります。身勝手なものですね。だから、動物愛好家と言われると思いは複雑です。そもそも生き物の飼育自体が身勝手なものですから。本当に生き物を愛するなら、狭いところに閉じ込めたりせず、自然に置くべきだという意見も解ります。でも、飼育動物が健康を維持して野生の個体よりもずっと長生きして、飼育者と良好な関係を維持しているのを見ると、それもまた有りだよなって思います。人の家畜との共生もまた自然界の生態の1つですし。
 この問題は結論が出ないし出すべきでもないですが、議論の対象として面白いですね。で、雑虫のことなのですが、例えばカブトムシやクワガタムシを飼っていて、その餌にコバエがわいたりすると、飼育者はそのコバエを雑虫と呼び撃退します。雑虫の駆除もお世話の1つです。植物の栽培者が雑草をせっせと抜くのと同じです。あるいはクワガタムシの幼虫の飼育のために手に入れた朽木の中に、カミキリムシの幼虫が潜り込んでいた場合もやはり雑虫です。クワガタムシの幼虫に害をなしそうな気がするので(筆者の経験ではクワガタムシの幼虫が雑虫を食っちまいましたけど)やはり駆除の対象です。
 ところが、雑虫の中にも面白いやつ、可愛いやつはいっぱいいるわけで、筆者はじつに多くの雑虫を飼育対象あるいは観察対象にしてまいりました。餌として仕入れた外国産のゴキブリも飼育動物になっちまいましたし、熱帯魚の水槽にわいた巻き貝も、別の容器に移して何年も累代飼育しています。市販されないような虫は採ってきたり、オークションで手に入れたり。
 そういうわけで、筆者にとって雑虫とそうでない虫との線引きは曖昧です。そういう人はけっこう多いと思います。この項では、ペット業界では餌扱いの虫や、野生採集の虫なんかについて記述していこうと考えています。

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