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秋の啼く虫15連発(8)
ミツカドコオロギ

2014/10/08


 幼少の頃、筆者は毎年秋になると親に連れられて南大阪の方へブドウ狩りに行っていました。農家の人と懇意になり、毎年同じブドウ園を訪れていました。ふだんは口に入らない大粒のブドウも楽しみでしたが、山地の様々な虫たちと出会えるのがもっと楽しみでした。
 そこで出会った虫のひとつが本種でした。頭のとがったユニークな形のコオロギが、ブドウ園の斜面にはたくさん跳ねていました。



 パッと見はオカメコオロギとあまり変わりません。それもそのはずオカメコオロギとは同属になるとのことです。



 オスは、前翅の形状が特徴的ですが、これはコオロギの仲間のオスならおおむね皆このような感じですよね。この形状がコオロギ特有の啼き音を作り出すのでしょう。



 メスです。頭頂のふくらみもオカメコオロギそっくりです。模様に微妙なちがいがあるようですが。



 オスの頭部。前から見るとたいへん個性的で、オカメコオロギとはまったく異なります。本種の名の由来がこれを見れば納得できますね。



 一方メスの頭部は、丸みがあってオカメコオロギとよく似ています。



 オスの頭部を横から見ると、前傾している感じがオカメコオロギ的です。



 メスの頭部は前傾せず、オカメコオロギはもとより、他のコオロギともあまり差異がありません。



 まるで王冠を被ったようなオスの頭部。上からみたところです。



 メスの頭部も上から見てみますか。頭頂のふくらみがオカメコオロギ属の特徴です。

 今回、30匹ほど手に入りましたので、筆者にとって懐かしいこの虫をできれば繁殖させてみたいと思います。もっともその気があるならもっと早い時期に飼育を始めろって話しですけどね。今頃では野生採集個体の場合はたいていは産卵を終えている時期ですから。ただ、元気でお腹が大きなメスもいますので、飼育下で交配してもう1度産卵してくれるかも、そんな期待を抱いているわけです。
 そろそろ朝夕の冷え込みが厳しくなって来ましたので、今から繁殖を目指すなら加温した方がよいかもしれませんね。

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