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秋の啼く虫15連発(9)
ツヅレサセコオナギ

2014/10/08


 秋の夜、広いエリアで大勢で啼いているのをよく耳にします。日本人なら誰でも耳慣れている啼き音の、これこそ秋の啼く虫の代表ではないでしょうか。筆者が若いころ、ナターシャセブンという音楽グループがとある日本民謡を歌っており、その歌詞に「綴れさせ、肩させ」というフレーズがありますが、あれはこの虫の声を聞いて季節の移ろいを感じたむかしの人たちが、そろそろ着物の繕いをして冬に備えなければ、という情景を唄ったのだそうです。まさに季節の移ろいを知らせる虫というわけですね。



 野っぱらに赴けばワラワラいる、元気でやや大きめのコオロギです。ジャンプ力が強くて捕まえるのが大変です。オカメコオロギのうように灯火に集まってくるようなことは多くないようです、筆者の経験では。全然来ないってこともないですが。



 大きなお腹をしていますね。メスです。いちおう飼育セットを仕立てましたが、べつに産卵してくれなくてもいいです。産んだら産んだで、まぁ育てますけどね。



 筆者の家の近くでも、今が盛りと啼いていますから、まだまだ繁殖する気充分ですよ。11月上旬でもまだ啼いていることがあります、元気だ。早ければ7月にもう啼いていますし。夏場よりも今頃の方が啼き声が目立ちます。9月頃から羽化を迎える成虫が最も多くなるのでしょう。



 オスです。後肢のトゲトゲがひじょうに大きいですね。コオロギは一般的にオスの方が後肢の棘が大きいようですが、本種ではそれがひときわよく目立ちます。



 オスの前翅の形状は、他種と同じような感じです。頭部は丸くて回頭性に優れていそうです。雑食性ですが、生き虫を襲うようなこともあるのでしょうか。
 とりあえず、プラケースを仕立てて飼育してみることにしましたが、手元に置いて判ったことは、けっこう日が明るい内からでもよく啼くってことですね。自然界では周りの喧騒で気づかないのかもしれませんね。

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