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ウスモンナギサスズ

2014/10/08


 海岸線の岩場やテトラポットなどに生息している小型のコオロギで、ウスモンウミコオロギとも言われていてます。翅が退化していて啼きません。生活圏はしばしばフナムシとかぶるようです。生息域は限定的になりますが、棲んでいる場所ではかなりの個体数が見つかるようです。主に暖かい地方の生き物だと思われます。



 一見して幼虫のように見えますが、これで成虫です。上がメス、下がオスです。翅が退化しており啼きません。スズムシの幼虫と形状がよく似ています。体長は10mmていどです。



 海岸線での暮らしに適応したコオロギというのもなかなか珍しいですが、おそらくゴキブリのような雑食性を発揮し、なんでもよく食べ、群生状態で暮らしているのでしょう。翅が退化し啼かなくなったのは、雌雄が遭遇することが容易であるからだと思われるからです。



 メスの産卵管は、地中に産卵するコオロギのそれと同じです。海岸線では土が近くにない場合が多いので、砂や溜まったホコリの中にでも産むのでしょうか。筆者の餌用コオロギの飼育経験では、飲み水ように水を含ませたウールマットやミズゴケにでも大量に産卵していました。本種もどこにでも産卵し、比較的短期間で幼虫が孵化するのかもしれません。



 最近は、爬虫類用の生き餌としてコオロギを使わなくなりましたが、以前にヨーロッパイエコオロギが脱走して屋根裏に侵入し、大きな声で啼き続けて困ったことがあります。まるで目覚まし時計のような音で啼き続けるものですから、たまらずバルサンを炊きました。
 本種がヨーロッパイエコオロギ並みに飼育繁殖が容易で、過密状態の飼育にも耐えうるなら、餌コオロギとして適していますね。啼かない虫は餌として理想的です。小さくて柔らかい虫ですから、比較的小型のヤモリなどには理想的ですね。

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