萌萌虫雑記帳2024-03-19T02:53:51+09:00JUGEM馴化http://chu.momo.punyu.jp/?eid=52922024-03-19T05:12:00+09:002024-03-13T08:12:53Z2024-03-18T20:12:00Z2024/03/19
オーストラリアに棲息するアガマの仲間ですが、ペットトカゲとしてはあまりにも有名ですよね。筆者が初めて出会った頃は、グレーの地味な体色のものが普通でしたが、その後日本でも様々な改良品種が作出され、様々な色彩や模様の個体が流通しています。
...筆者フトアゴヒゲトカゲ2024/03/19
オーストラリアに棲息するアガマの仲間ですが、ペットトカゲとしてはあまりにも有名ですよね。筆者が初めて出会った頃は、グレーの地味な体色のものが普通でしたが、その後日本でも様々な改良品種が作出され、様々な色彩や模様の個体が流通しています。
以下は以前に飼っていた頃の様子で、もうずいぶん離れているので、現在はまた新たな品種がたくさん出ていることでしょう。
オスは、体格がしっかりしています。けっこう気性が荒く、複数飼育や異種との混合飼育の場合は、慎重に観察してゆく必要がありますが、人にはよく慣れます。その馴化の度合いは、他と群を抜いていて、例外的と言えます。とくに手を尽くさなくても、やすやすとハンドリングできるようになります。おかげでペットとして人気が衰えることがありません。
メスです。幼い頃は地味なグレーでしたが、成長すると随所に赤みが出てきました。
腹側まで鮮やかなオレンジ色をしています。最近ではこういうのが当たり前で、地味なグレーのノーマル個体の方がレアかも知れませんね。
エサは、葉野菜やイグアナフード。アフリカや中近東のアガマ類と同じです。従って上手くやれば他のアガマ類との同居も可能です。イグアナフードより高タンパクなフトアゴフード等も市販されています。筆者は他種との混生飼育をしていたので、イグアナフードを使用し、時おりジャンボミルワームやコオロギを与えていました。
脱皮中のメス。赤枠内は頭部のズームアップ。
日光浴は欠かせません。強い熱を発するバスキングライトを局所的に設け、夜間は消灯します。紫外線量の多い蛍光灯の併用が以前は常識的でしたが、最近はサプリでカルシウムを補給することの有効性がよく言われています。ケージから出して自然光で日光浴させる人もむかしは多かったですが、今はどうなんでしょう。人によく慣れますから、ケージから出すのにもあまり気を使いません。
子供です。飼育者を見て駆け寄ってきました。
幼体の頃からでもよく人に慣れます。
成体のオスは、縄張り意識が強いようで、大きな相手にも立ち向かってゆきます。図体の大きなエジプト君が撃退されていましたが、そのうち若いし、仲良く暮らすようになりました。
交尾しています。メスが2頭いますが、交尾しているのは下に写っている小さな若いメス。
飼育下での繁殖もよく行われています。通常よりやや高温多湿にした砂場を設けてやると良いようですが、設置した産卵場所以外に産み散らかすことも多いです。
孵化したベビーはデリケートなところがあり、育て上げるのはやや難しいです。基本的には成体と同じ飼い方ですが、活虫を与える度合いを多くしてやります。
]]>エジプトトゲオアガマ3http://chu.momo.punyu.jp/?eid=52912024-03-18T05:09:00+09:002024-03-13T08:11:47Z2024-03-17T20:09:00Z2024/03/18
2004年頃、ベビーを飼っていたことがありました。ベビーと言ってもけっこう大きいです。さすがはトゲオアガマの最大種。最も生まれて間もない個体ではなく、1〜2歳ていどだったと思います。
手のひらに乗るエジプト君です。幼体には背中に丸い斑...筆者トゲオアガマ2024/03/18
2004年頃、ベビーを飼っていたことがありました。ベビーと言ってもけっこう大きいです。さすがはトゲオアガマの最大種。最も生まれて間もない個体ではなく、1〜2歳ていどだったと思います。
手のひらに乗るエジプト君です。幼体には背中に丸い斑紋のあるものもいますが、この子は親と同じ無紋です。
性格も成体と同じです。温厚で臆病なところがあります。野生個体を入手しても、飼育下ではすぐに人に慣れます。ただハンドリングは嫌がりますから、根気よくかまってやって、触られてもまったく平気になるまで慣らしてゆきます。この辺りも成体と同じです。
エサは、コマツナ、サヤインゲンといった野菜類にイグアナフードを混ぜて与えていました。他にも様々な葉野菜を食べ、水分補給はこうした野菜類から行ないます。活虫も大好きです。幼体のうちは生態よりも頻繁に虫を与えます。
前項にも記載しましたが、豆類は幼体でも大好物です。サヤインゲン、モロッコインゲンは適当にハサミで切って、レンズマメは生のままエサに混ぜてやります。
ベビーも成体同様に頻繁に砂をかいて穴掘りの動作をしますが、幼体の間は目に砂ぼこりが入りやすく、白い目ヤニがよく出ています。湿らせたティッシュでふき取ってやります。このためにも早くハンドリングに慣れさせる必要があります。
目ヤニで目が開かなくなっています。目に砂粒が入ってしまうこともあります。先の細いピンセットで慎重に取ってやります。ハンドリングに慣れていると、異物を取り除く間もおとなしくしています。
幼体の飼育では、砂粒や砂ぼこりにけっこう悩まされます。とは言え砂遊びが大好きですから、砂を敷かずに飼うのも躊躇われます。頭痛いところですね。
]]>レッドファイアーシュリンプ2http://chu.momo.punyu.jp/?eid=52902024-03-17T05:03:00+09:002024-03-11T06:58:51Z2024-03-16T20:03:00Z2024/03/17
飼い始めてまだ2ヶ月にならないのに、もう消滅しそうです。本種がとくに脆弱で、死滅してしまったというよりも、色が抜けてしまったのではないでしょうか。
ミナミヌマエビの改良品種の中でも、透明感のないしっかりとした赤色をしていたので、長...筆者無脊椎たち2024/03/17
飼い始めてまだ2ヶ月にならないのに、もう消滅しそうです。本種がとくに脆弱で、死滅してしまったというよりも、色が抜けてしまったのではないでしょうか。
ミナミヌマエビの改良品種の中でも、透明感のないしっかりとした赤色をしていたので、長らくその色を留めると思っていたのですが、ダメでした。
上下に横向きにいるのがヌマエビで、真ん中に立て向きにいるのが本種です、見た目あまり変わらなくなってきました。赤い丸いものはインドヒラマキガイです。
ヌマエビに比べるとわずかに赤みがあるていど。脱皮すると白っぽくなっちまった、そういうことかも。
赤みを充分に残している子も、わずかに残っています。
この子も次に脱皮したら白っぽくなってしまうかも。
みごとな赤色をしたヌマエビをネット上の写真ではよく見かけますが、皆さんどのようにして体色を維持されているのでしょう。色揚げ効果のあるエサですか? とりあえず赤い子がいなくなる前に撮っておきました。
]]>クマワラジムシ ホワイト5http://chu.momo.punyu.jp/?eid=52892024-03-16T05:05:00+09:002024-03-11T06:57:38Z2024-03-15T20:05:00Z2024/03/16
成長してもまったく色が乗らない、色素を持たないタイプです。写真だとシロワラジムシという小さな虫を拡大したものと変わりません。実際には、ひじょうによく動き回るので、見た目全然異なります。シロワラジムシはあまり動きません。
等脚類の生...筆者庭虫2024/03/16
成長してもまったく色が乗らない、色素を持たないタイプです。写真だとシロワラジムシという小さな虫を拡大したものと変わりません。実際には、ひじょうによく動き回るので、見た目全然異なります。シロワラジムシはあまり動きません。
等脚類の生後間もない幼虫は、基本的に白いので、それがそのまま大きくなったようです。
飼い始めて3年半ですが、きれいな白色を維持しています。オカダンゴムシのT−(チロシナーゼネガティブ)と同様、メラニン色素を形成する原因を持たないのかもしれませんね。
じゃっかん黒いものが見える気がしますが、透明感があるので内臓が透けているだけです。
ダルメシアンオオワラジムシのホワイトタイプがネット上に流通していたことがあり、この個体群もそれかと疑ったことがありますが、ダルメシアンほどには大きくなりません。
ケージの最下層に、たくさんのチビが群れていました。クマワラジムシの中では現在最も繁殖が進んでいます。
ワラジムシは大食なので、乾燥葉を与えるとたちどころになくなってキリがないので、おおむねドッグフードで育てています。しかしそれだけでは足りずに、腐葉土もどんどん食べ、すぐに粉々のパウダー状にしてしまうし、足場用の樹皮も穴だらけにしてしまいます。
]]>クマワラジムシ ピーチ12http://chu.momo.punyu.jp/?eid=52882024-03-15T05:05:00+09:002024-03-11T06:56:25Z2024-03-14T20:05:00Z2024/03/15
飼育を開始して4年半になります。幼体数匹から飼い始めたのですが、現在は大群に発展しています。この間、群れが衰退したことは1度もありません。クマワラジムシは本当に頑健ですね。
写真で見ると、オレンジタイプとあまり変わらないようにも見...筆者庭虫2024/03/15
飼育を開始して4年半になります。幼体数匹から飼い始めたのですが、現在は大群に発展しています。この間、群れが衰退したことは1度もありません。クマワラジムシは本当に頑健ですね。
写真で見ると、オレンジタイプとあまり変わらないようにも見えますが、肉眼ではもっとピンクに近い色に見えます。若い個体は色が明るくて、ベージュのようにも見えます。オレンジタイプはもっと小さな頃からオレンジ色をしています。
同程度のサイズのものでも、かなり色むらがありますね。こうした個体差は最近とくに顕著になってきた気がします。
全体的に観ると、以前より色が薄くなって来たような。このままどんどん薄くなって白になってしまったら…。
オレンジやホワイトでは、こうした体色の変化はほとおど見られませんので、ピーチタイプの特徴と言えますね。
ピーチもオレンジも人為的に選別固定されたものですが、ピーチだけにこうした色むらが生じるのも不思議です。
比較的大きな個体を撮ったのですが、ずいぶん白っぽいです。こういうのがどんどん増えたら、いずれピーチじゃなくなりますね。
]]>クマワラジムシ オレンジ15http://chu.momo.punyu.jp/?eid=52872024-03-14T05:04:00+09:002024-03-11T06:55:10Z2024-03-13T20:04:00Z2024/03/14
去年の暮れに腐葉土交換したところなのに、もうすっかり劣化して、腐葉土はパウダー状になり、それに加水するので粘土状になってしまいます。冬は加温しているので、それが一部固まって新たな地形と化しています。
温室内でも比較的温度の高いとこ...筆者庭虫2024/03/14
去年の暮れに腐葉土交換したところなのに、もうすっかり劣化して、腐葉土はパウダー状になり、それに加水するので粘土状になってしまいます。冬は加温しているので、それが一部固まって新たな地形と化しています。
温室内でも比較的温度の高いところに置いているので、水分が蒸発して土が乾いてしまうのが早いのですが、虫たちはあまりダメージを受けていません。頑健ですね。
水分の蒸発を想定して多めに加水するので、乾燥と多湿の繰り返しになりますが、そんな中でも幼虫が生まれてきています。
木炭をまくると、その下は大混雑。暖房で乾いて行くなか、ここが最後のオアシスだったのでしょうか。
オレンジタイプは最も長く飼育している個体群です。やがて8年になります。それだけ累代を繰り返しても形質の劣化は見られません。近親交配にも強いですね。
2022年2月に、時々出現するノーマルタイプをすべて取り除き、それらを逆選別のノーマルとして現在も管理していますが、ノーマルからはいまだにオレンジが生まれることがありますが、オレンジからはその後ノーマルは現れていません。
]]>クマワラジムシ10http://chu.momo.punyu.jp/?eid=52862024-03-13T05:03:00+09:002024-03-11T06:54:08Z2024-03-12T20:03:00Z2024/03/13
去年の暮れに腐葉土交換を行なったのですが、もう限界に来ています。本種はひじょうに頑健なので、腐葉土の劣化によってダメージを受けることは少ないのですが、とりあえず腐葉土交換しておきます。面倒だのうぅ。
ワラジムシの仲間でも大型種はデ...筆者雑虫2024/03/13
去年の暮れに腐葉土交換を行なったのですが、もう限界に来ています。本種はひじょうに頑健なので、腐葉土の劣化によってダメージを受けることは少ないのですが、とりあえず腐葉土交換しておきます。面倒だのうぅ。
ワラジムシの仲間でも大型種はデリケートなものが多いのですが、本種は例外的で、けっこう大きな虫ですが異常に頑健です。
小さな幼虫がチラホラと目につきます。繁殖が始まっているようです。しばらくするとウジャウジャと湧いてくると思われます。
オレンジ個体も数匹いました。去年の暮れにすっかり取り除いたつもりでしたが、ひじょうに小さな幼虫はまだ色がついていないのでどうしても見落とします。オレンジタイプから逆選別を行なってずいぶん経ちますが、まだオレンジの遺伝子が残っているようです。
木炭の上に群れているところ。ここにも生後間もない幼虫がいますが、体色がノーマルなのかオレンジなのかは判りません。オレンジは今後減ってゆくはずですが。
腐葉土交換終わりました。樹皮に多数の穴が開いてますが、奇麗な丸のものはホダ木として利用されてた頃の、シイタケの栽培の際に開けられたものですが、それ以外は、本種がかじった食痕です。
]]>フィルビートゲオアガマ2http://chu.momo.punyu.jp/?eid=52852024-03-12T05:05:00+09:002024-03-08T07:36:19Z2024-03-11T20:05:00Z2024/03/12
乾燥地帯のトゲオアガマの仲間でも、それほど日光浴しないトカゲ、そんな印象を受けました。エジプトトゲオアガマなどと比べるといくらか湿度の高いところに住んでいるのでしょうか。そんなことを聞いたこともあります。
前項で記述した個体よりも...筆者トゲオアガマ2024/03/12
乾燥地帯のトゲオアガマの仲間でも、それほど日光浴しないトカゲ、そんな印象を受けました。エジプトトゲオアガマなどと比べるといくらか湿度の高いところに住んでいるのでしょうか。そんなことを聞いたこともあります。
前項で記述した個体よりも若い、幼体です。最初はシェルターの中に隠れていることが多かったです。
少し慣れてきて大型ケージに移すと、そこでも隠れがちでした。サバク君ことアカンシュヌルスとの2ショットですが、サバク君はけっこう気が荒いのでイジメられそうです。
以前にマリトゲ君がサバク君に執拗に攻撃されて怪我させられたことがあったので、やはり同居はさせない方がよさそうです。
小さいですね。ハンドリングに関しては比較的すぐに慣れました。
エサもよく食べる世になると、お腹がぷっくり。
顔はハードウィッキーに似てますか……、どうでしょう。
慣れると、人を見ると走ってく漁になりましたよ。
フトアゴ君のチビとの同居は、上手くゆきました。手を振ってる……じゃなくて、ガラスを引っかいてます。
幼体は頭部のストライプ模様が目立ちますが、成長すると薄くなり、性成熟するととくにオスは美しい青みを帯びてきます。
]]>メルラネラトリカラーダンゴムシ2http://chu.momo.punyu.jp/?eid=52842024-03-11T05:04:00+09:002024-03-08T07:35:06Z2024-03-10T20:04:00Z2024/03/11
飼育を開始して2ヶ月あまりになりますか。メルラネラ属は難しいというイメージがあるので、死滅させてしまわない内に撮っておこうかと。筆者のようななまぐさ者が安易に手を出せる虫ではないんですよね。
クズの乾燥葉に食痕があります。食べてい...筆者庭虫2024/03/11
飼育を開始して2ヶ月あまりになりますか。メルラネラ属は難しいというイメージがあるので、死滅させてしまわない内に撮っておこうかと。筆者のようななまぐさ者が安易に手を出せる虫ではないんですよね。
クズの乾燥葉に食痕があります。食べているのを見ると安心できますね。
まだ繁殖まで漕ぎつけてないので、個体数が少なく、ケージ内で見つけるのにちょっと苦労します。
あとは、ハイスピードなので見つけてもなかなか奇麗な絵が得られません。
この虫が市場に出回るようになり、初めて目にしたときは驚きました。
一般的なダンゴムシに比べると足がめっちゃ速く、フナムシかよと思わせるうえに、そこそこケージの側面も登ります。
登ってますねぇ。以前はこのままフタの裏側にたどり着いている姿もよく目にしました。最近は慣れて来たのかあまり見かけなくなりましたが。とにかくケージの側面はこまめに水拭きして足場を確保させないようにします。
美しい虫なんですけどね。これで扱いやすくて頑健でよく増えれば最高なのですが。
そうそう、ケージの側面を登るのは彼にも難しいようで、良きシャッターチャンスではあります。
寒い試練の季節もあと少し。何とか乗り切って、繁殖に漕ぎつけたいです。繁殖が実現すれば、長期飼育もいくらか見えてきます。
]]>エジプトトゲオアガマ2http://chu.momo.punyu.jp/?eid=52832024-03-10T05:02:00+09:002024-03-08T07:33:44Z2024-03-09T20:02:00Z2024/03/10
2000年から2017年頃まで飼っていたトカゲで、アガマ科では最大暑です。ただ大型の個体はなかなか市場に出回らず、他のトゲオアガマと同程度の全長20cmくらいのものをよく見かけます。それでも他種と比べると重量感もあり貫禄があります。フォルスカルトゲオ...筆者トゲオアガマ2024/03/10
2000年から2017年頃まで飼っていたトカゲで、アガマ科では最大暑です。ただ大型の個体はなかなか市場に出回らず、他のトゲオアガマと同程度の全長20cmくらいのものをよく見かけます。それでも他種と比べると重量感もあり貫禄があります。フォルスカルトゲオアガマというのが正式名称でしょうか。一般的にはエジプトで通っています。
2001年に30cmを越える大きな個体を2頭入手しました。意外と安価でした。最近はショップにほとんど行ってないので流通事情は分かりませんが、当時はトゲオアガマはほぼWC(野生採集個体)が流通していました。それほど高くなかったのは、けっこよく採れたってことなのでしょうね。
手前にいるフィルビートゲオアガマと比べても、ずいぶん大きいです。
砂漠性のアガマ類は昼行性で、日光浴をしている姿をよく見かけます。ケージ内には熱を多く発生するバスキングライトが必須です。
入手した当時はかなり痩せていて、大型個体ほど太らせるのは難しいとショップの方に言われましたが、飼い込むうちによく太りました。今から思えば、太らせれば良いというものでもないのですが。肥満はよろしくありません。
日光浴で充分体が温まると運動の時間です。大きな体でひじょうによく動き回ります。
本種は大きくても気性が穏やかで、臆病でさえあります。新入りのフトアゴヒゲトカゲに威嚇されて逃げ回っていました。でもその図体がものを言って、フトアゴ君の方もしばらくすると歯向かうのをやめ、以降は若いが成立しました。
彼が日光浴していると、同居している他種がよく乗っかって来ます。
ずいぶん小さなトカゲでも、温厚な彼を怖がりません。彼の広い背中は、他の同居者たちの日光浴場であり遊び場です。他種を背負ったまま歩き回る姿もよく目にします。
飼育下では人にも慣れ、人を見ると走ってくるようになります。多くのトゲオアガマ類がそうですが。ただ臆病なので触られるのを怖がり、寄ってくるものの手を出すと逃げ回るという有様です。それでも飼育者は根気よく追い回してハンドリングすべきです。いずれ触られるのも平気になります。
マメ類が大好きです。コマツナやイグアナフードと一緒に、サヤインゲン、モロッコインゲンなどを入れてやると、それを選りすぐって食べたりしています。硬い生のレンズマメもパチパチとかみ砕いて食べます。ジャンボミルワームのような活き虫も好きです。
水は基本的に飲まず、野菜から水分補給しますが、飼育下では水入れを入れておくと水浴することもあります。そうしたことは充分に慣れてからのことですが。
夜はシェルターに潜り込んでぐっすり眠ります。野生ではかなり深く穴を掘るようですが、飼育下では大量の砂を用意しませんので、よく穴掘りはしますが、すぐにあきらめます。
体がすっぽり入るシェルターを用意してやっても、すっかり慣れると頭さえ隠せば満足するようで、こんな感じで寝ています。
]]>イスラエルゴールドスコーピオン5http://chu.momo.punyu.jp/?eid=52822024-03-09T05:01:00+09:002024-03-08T07:32:18Z2024-03-08T20:01:00Z2024/03/09
飼い始めて最近まで、用意してやったシェルターには入らず、その下を掘って潜り込んでいました。まぁサソリでもオオツチグモでもありがちなことです。でもごく最近になって、シェルターをそのまま隠れ家にするようになりました。
シェルターに納ま...筆者毒虫2024/03/09
飼い始めて最近まで、用意してやったシェルターには入らず、その下を掘って潜り込んでいました。まぁサソリでもオオツチグモでもありがちなことです。でもごく最近になって、シェルターをそのまま隠れ家にするようになりました。
シェルターに納まっているところ。後ろ姿です。
撮影のために出てきてもらいました。このサソリにしては、土管シェルターはやや大きすぎです。筒状の形状も最適とは言えないかもです。
夜行性が強いと思われます。日中しか世話をしないので、採餌の様子は見ていません。
餌用の活き虫はけっこう生きながらえていたりするので、採餌に対してあまり積極的ではないようです。砂漠性の虫はそうそう餌にありつけないので、絶食にはめっぽう強いです。ただ、見つけるのに苦労する餌に出会うと、とりあえず食べる、そんな生態を発揮する場合もあります。とくに成長期の幼虫はよく食べます。
]]>オマキトカゲ9http://chu.momo.punyu.jp/?eid=52812024-03-08T05:03:00+09:002024-03-06T10:52:46Z2024-03-07T20:03:00Z2024/03/08
うちでは冬場は飼育温度が10℃そこそこになるので、オマキ君にとってはけっこう過酷だと思います。もう少し温度を下げれば危険な状況です。ただうちへ来て10年になりますから、個体としてはけっこう耐性が着いてきたようで、最近は冬場でも活動するようにな...筆者スキンク2024/03/08
うちでは冬場は飼育温度が10℃そこそこになるので、オマキ君にとってはけっこう過酷だと思います。もう少し温度を下げれば危険な状況です。ただうちへ来て10年になりますから、個体としてはけっこう耐性が着いてきたようで、最近は冬場でも活動するようになりました。生まれてから野生で過ごした時間よりもうちで過ごした時間の方がずっと長いでしょうからね。
以前なら、冬場はコルク板の下に潜り込んでいるか、水入れの中に浸かっているかしていることが多かったのですが、今年はしばしば樹上にいるのを目にします。
脱皮中です。冬場に脱皮するのも珍しいです。こんな風に旧皮を被っている状態がけっこう長く続きます。
もともと夜行性ですが、飼育下にいると活動において昼夜はあまり関係なくなるようです。
元気にしているとはいえ、冬場は採餌量も落ちますから、けっこう痩せています。
エサを入れてやると、やって来て食べ始めました。これも冬場は珍しいです。
今年はとくに、休んでいる時もガラスにシェルターに潜り込むのではなく、ガラス面にくっついていることが多いです。その方が少しでも暖かいことを覚えたのでしょう。
]]>シロテンハナムグリ12http://chu.momo.punyu.jp/?eid=52802024-03-07T05:07:00+09:002024-03-06T10:49:40Z2024-03-06T20:07:00Z2024/03/07
産卵数も少なく激減してしまったシロテンハナムグリですが、加温した温室で管理していたせいで、早いものでは1月下旬あたりから蛹室を作り始めました。大繁殖した1年前の冬は、今頃なら先代の成虫がまだずいぶん存命中で、早いものが今頃になって蛹室を作...筆者雑虫2024/03/07
産卵数も少なく激減してしまったシロテンハナムグリですが、加温した温室で管理していたせいで、早いものでは1月下旬あたりから蛹室を作り始めました。大繁殖した1年前の冬は、今頃なら先代の成虫がまだずいぶん存命中で、早いものが今頃になって蛹室を作り始めるといった状況でした。
1月の下旬に早々と蛹室を作り始めた幼虫。
2月上旬。蛹化しました。
2月上旬になって蛹室を作った子。ケージの角で作っています。いつも思うのですが、明るい場所での蛹化は問題ないのでしょうか。
2月上旬以降は、蛹室を作る個体が増えてゆきました。
2月下旬。写真では判りづらいですが、蛹化しました。
そして現在。最初の新成虫が羽化して地表に出てきました。蛹室を作ってから1ヶ月半ほど経っています。
成虫の飼育用に足場を設け、昆虫ゼリーを置きます。
これから徐々に新成虫が増えてくるでしょうが、もともと幼虫が少ないので、どれだけ次の世代を残せるでしょうか。本来ならメスが2〜3頭もいれば幼虫はたっぷり生まれるんですけどね。
]]>サイカブト9http://chu.momo.punyu.jp/?eid=52792024-03-06T05:02:00+09:002024-03-04T08:03:24Z2024-03-05T20:02:00Z2024/03/06
先月上旬には3頭の羽化を確認できましたが、その後どうなったでしょう。そろそろ餌を食べ始めていますし、繁殖が始まる前にマットを換えておきたいのです。マットは細かいパウダー状と化しています。
殻になった蛹室です。ひじょうに強固です。厚...筆者雑虫2024/03/06
先月上旬には3頭の羽化を確認できましたが、その後どうなったでしょう。そろそろ餌を食べ始めていますし、繁殖が始まる前にマットを換えておきたいのです。マットは細かいパウダー状と化しています。
殻になった蛹室です。ひじょうに強固です。厚みもあります。
マットを掘り返し、17頭の成虫を見つけました。蛹は残っていませんでした。
とても元気でじっとしていません。
立派な角のあるこの子はオスですね。
この子はたぶんメスです。本種は雌雄とも角があるので判別が難しいです。
腹面図。本種は羽化直後でなくても、ずっと腹面は赤みを帯びているようです。
マットを交換し、成虫たちを戻します。
大急ぎで地中に潜ってゆきます。
数分を経ずしてみんな潜ってゆきました。まだそれほど採餌は進んでいなくて、繁殖が始まるのはもう少し後になるかと思います。
]]>ゲストロイダンゴムシ5http://chu.momo.punyu.jp/?eid=52772024-03-05T05:01:00+09:002024-03-04T08:02:17Z2024-03-04T20:01:00Z2024/03/05
寒さに強くない等脚類ですが、比較的大丈夫な本種は、温室の中でも温度が低い位置に置かれています。可哀そうですね。さすがの本種も冬場は元気がありませんが、うちへ来て2度目の冬を経て、だいぶ耐性が着いてきたように思えます。
3月に入って...筆者庭虫2024/03/05
寒さに強くない等脚類ですが、比較的大丈夫な本種は、温室の中でも温度が低い位置に置かれています。可哀そうですね。さすがの本種も冬場は元気がありませんが、うちへ来て2度目の冬を経て、だいぶ耐性が着いてきたように思えます。
3月に入ってからも今年は寒い日が続いています。2月下旬より寒いかも。それでも最上層に群れている子たちがいます。1年前の冬では見られなかった光景です。
樹皮を1枚めくって次の層。ここにもいますね。
さらにめくってゆきます。みんな元気そうです。さすがに繁殖は現在していないようです。
色つやも悪くないですね。採餌もそれなりにしています。
腐葉土交換をしてやろうと思ったのですが、腐葉土をかき回してみると、糞まみれなのは上辺だけで、まだまだ葉の形の残った部分がほとんどなので、今回はなまけさせていただきます。
ずいぶん大きな個体がいました。クィーンですね。暖かくなったら子産を期待しましょう。
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