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ニホンアマガエル3

2014/05/20


 同時に飼っているシュレーゲルアオガエルと本種とでは、かなり性格の差があります。シュレーゲルはかなり神経質で、プラケースの隅っこにくっついてじっとしていることが多く、生き餌を投入してやっても反応しません。そのうち馴れてくると反応するようになると思いますが、それに比べると本種は小さいクセに物おじしない性格で、その分飼育しやすいと言えますね。



 シュレーゲルに比べるとかなり乾燥に強いですが、これから暑い季節を迎えるのに備えて水入れは用意してやります。ミズゴケを入れたタッパーにたっぷり水を入れておきます。



 枝の上にずらりと並んでいます。プラケースの外からの撮影で判りづらいかもですが、6頭並んでますよ。飼育を始めてまだ10日ばかりですが、もうすっかり飼育環境に馴化しています。



 2頭のオスがのどを膨らませて啼いています。人が見ていてもカメラを向けても平気です。プレケース越しの撮影では、まったく警戒しません。



 こんなに小さなカエルなのに、啼き声は大きいですよ。ご近所迷惑にならないか心配です。小さなカエルですが、とても部屋の中では飼えないです。ただ、長啼きしないですし、啼く回数も少ないので、それほど迷惑にならないと思われます。今のところ夜は啼きません。
 嫁さんによると、人が近づくと啼くとのこと。そんなことはないだとうと思いつつも、一概に否定できないかもです。筆者もしばしば間近で啼くところを目撃しています。けっして美声とは言えない大声は、メスを誘うとともに威嚇効果もあるのでしょうか。そんな説は聞いたことがありませんが、まったく考えられないことでもないと思います。



 模様が出てきた個体を発見。アマガエルは、茶色に変色する際に模様が出ます。



 ケージから取り出してよく見てみましょう。馴れてますね。まだ緑色ですが、模様はかなり顕著です。茶色いアマガエルの模様は、先に出現してからあとから色が変わるようですね。

シュレーゲルアオガエル3

2014/05/20


 現在、本種とアマガエルを飼育中ですが、本種はかなり乾燥に弱いです。その対策は難しくなく、ケージの中に水場を作ってやれば良いだけです。



 飼育中のアマガエルにも同じものを用意しましたが、ミズゴケを詰めたタッパーに水を満たしたものをケージの中に入れてやります。カエルたちは時折その上に乗ったり、中に潜り込んでいることもあります。カエルのためだけなら、ミズゴケは不用ですが、餌として入れている生き虫が溺死してイヤなことになるので、生き虫の足場としてミズゴケを入れています。
 カエルって皮膚から水分を吸収するそうですよ。別項で紹介したソバージュネコメガエルは、数少ない口で水を飲むカエルだそうです。



 前回イエロースポットの個体を紹介しましたが、今回はかなり体色が明るい個体です。綺麗ですね。丸いですね。まぁ、体色の明暗は同じ個体でも変化してそうなるのですが、前回紹介した個体はなぜかこれほど明るい緑になりません。彼女のポリシーなんですかね。



 イエロースポットの少ない個体です。体をひねってますが、体操でもしてるんでしょうか。



 イエロースポットの少ない小2匹目。
 今回紹介した3頭はいずれも前回本種を送っていただいた同じ方が採集したものです。
 シュレーゲルはかなり神経質なところがあるカエルなのですが、どの子も飼育環境に馴れて元気でいて欲しいです。現在のところは、どの個体もいい体格をしています。

ニホンアマガエル4

2014/06/23


 アマガエルたちも最近はあまり啼かなくなりました。繁殖シーズンもそろそろ終わりなのでしょうか。けっこう大きな声で啼くので、静かになるとご近所迷惑の心配をしなくて良いのですが。



 以前に見つけた背中に斑紋が生じた個体ですが、あれから茶色に変じることもなく、中途半端な色のままになっています。何がしたいのでしょうね。



 やっぱ緑が綺麗でいいと思うのですが。現在飼育中の唯一のメスです。



 この子は比較的明るい色をしています。
 ただ、カエルの体色はずっと一定ではないので、たまたま今こんな感じだけなのかもしれません。現在飼育中のシュレーゲルのメスなどは、暗色になったり明るくなったりよく移り変わります。



 アマガエルは水中産卵なので、餌を与えてから3日くらい経つとケージに水を満たしておき、次の給餌までそのままにし、給餌から3日間は水を張らないというサイクルを続けてきました。アマガエルはかなり貪食で物怖じしないので、レッドローチを与えるとたいていその日のうちに食べてしまうのですが、翌日から水を張ると水が糞だらけになる気がして、3日張らないようにしていました。



 水の中でこんなものを見つけました。卵かと期待したのですが、どうやら糞だったようです。今年は産卵する気はなさそうです。というか現在のやり方では産卵を望めないのかも知れませんが。気合い入れて繁殖に臨むなら、もっと大きなケージでアクアテラリウム(水陸がある飼育環境)を設えるべきなのでしょう。



 鼻先だけが肌色に変色したオスです。これもなかなか珍しい色彩変化ですね。

ニホンアマガエル5

2014/08/06


 筆者のうちの飼育動物専用温室のドアのところに野生のアマガエルがいました。乾燥にもよく耐え、水辺から離れたところにも棲むことは知っていましたが、繁殖に必要な水域は人間の足でも15分くらいはかかるところにしかありません。ご近所の方で庭に池を設けているところもなくはないですが、オタマジャクシが生育する環境ではなさそうです。
 生物の適応放散には、個体の移動は不可欠ですが、アマガエルでいったいどれくらいの距離を移動するのでしょうね。



 こうして休んでいる姿は愛らしいですが、彼女(たぶん)の暮らしぶりを考えると思いが複雑です。鳥などの捕食動物の餌食にならなければ、うちの敷地で暮らしていても食べ物にはそう困らないでしょう。よく太っていますし。ただ、ここでは繁殖に加わるのは無理です。



 体色がけっこう変わっています。茶色の個体と同じような斑紋がありますが、うっすらと緑色がのっています。アマガエルの体色のバリエーションは無限……ですか?
 じつは、春から飼育していた本種は、鳴き声がうるさいと不評で、今は手放してしまったので、飼育動物に加えられません。メスのようなので啼かないし単独で飼ってもよいのですが、体型を見ると独りで充分暮らしていけているようなので、このまま様子を見るとしましょう。

アフリカツメガエル

2014/08/29


 南アフリカ原産の水棲のカエルです。魚と同じようにアクアリウムで飼えます。カエルですから肺呼吸なので、時折呼吸のために水面に上がるので、その余地がないようにフタをすると溺死します。
2001年に熱帯魚の水槽の中で魚たちと混泳させていました。



 偏平な体をしており四足が体の横方向に突き出ています。後ろ足はひじょうに大きく、水掻きもとても大きく、高い遊泳能力を持っています。



 魚感覚で飼えるところが楽でいいですね。小さいカエルなので、魚を食べてしまうこともありませんし。もっとも成長はけっこう早いので、ひじょうに小さな個体を買ってきてもすぐに大きくなり、小指の先くらいだったのが、いつの間にか親指くらいの大きさになります。



 腹側からみると後ろ足の大きさがよく目立ちますね。前足は細く小さく、指がたいへん長いです。
 時々脱皮します。脱ぎ捨てた古い皮は自分で食べてしまいます。



 おおむね水底にたむろしています。けっこう愛嬌のある顔をしていて可愛いです。同居の魚も魚食魚のよな気の荒いものでなければ、円満な関係を保てます。



 ほんとに薄っぺらい体をしていますね。祖先が苦労して陸棲動物に進化したというのに、再び水棲生活に舞い戻ってしまいました。両生類の仲間には、水棲生活者がけっこう多いです。現生種で水陸両生なのは、むしろカエルと一部のイモリくらいのものでしょう。繁殖や幼生の生育に水が必要ですから、はなっから水の中にいれば手っとり早いわけですよ。
 生物の進化を単一的にとらえると、これは矛盾のように思えますが、新たな動物群として成功したものたちは、あらゆる環境に適応放散してゆきますから、水域にも進出して行くのは当然ですし、そこで競合する動物に負けなければ、繁栄を築いてゆきます。



 クリル(乾燥エビ)を食べているところです。地上性のカエルのように生きた虫でなくても、熱帯魚の餌もよく食べます。また、地上性のカエルのように舌を伸ばして獲物を採ることはなく、長い指の前足でかきこむようにして食べます。地上性のカエルでも似たような動作をすることはありますけどね。
 基本的に頑健種ですが、水質の変化に弱いところがあって、水質があるていど劣化すると続々と急死してゆくということがありました。

サビトマトガエル

2014/09/03


 マダガスカル東部に棲息する地上性のカエルです。体長はオスで最大60mmていど、メスでは90mmくらいになるそうです。地上性とは言うものの、乾燥にはひじょうに弱いので、浅く水を張ったケージに島を設けてやるようなレイアウトがよいと思います。



 2002年から2005年まで飼っていました。筆者はカエルが苦手だっていう話しをどこかでしましたっけ? アマガエルのような小型種は平気ですが、大きいのはダメです。トノサマガエルのような腰骨の張ったカエルもダメです。本種は、筆者にとってはサイズ的に限界です。丸っこくてスベスベしているのが救いで、かなり緊張しますがなんとか素手で触れます。



 丸っこい体に、長くない手足。筆者としては理想的にのんびりしたカエルです。



 近縁種のアカトマトガエルがワシントン条約の商取引規制対象になったために、その代用で流通するようになったという、なんだか気の毒なプロフィールがあります。



 赤から黄色系の色彩変異があります。赤い個体ほど人気があるというショップの話しは、前述のアカトマトガエルとの逸話を裏づけているようです。



 とてもおとなしく、人にも良く慣れます。某トカゲやヤモリのように人を見ると駆け寄ってくるなんてことにはなりませんが、人の手から虫をもらうようにはなります。水を張ったケージで飼う場合、生き虫を投入しておくと食べ残しが溺死して、イヤなことになるので、人の手から採餌するようになると世話が楽です。



 この子は赤みの強い、そしてかなりデカいメスです。こわっ。餌を与えるときはかなり緊張しました。



 同時に飼育していたオスと比べると、たいへんサイズ差があり、オスが食われないか心配しましたが、そういう事態にはなりませんでした。

テヅカミネコメガエル

2014/09/03


 パナマ、コロンビア、アルゼンチン、パラグアイ、ボリビアなどに棲息する乾燥地帯に適応したカエルです。同属のソバージュネコメガエルと生態も形態も似ていますが、もっと北方に棲んでいます。



 スリムな体型に、縦筋瞳の巨大な目。典型的な夜行性動物です。乾燥から身を守るためにワックスを分泌して全身にそれを塗り付けています。



 同じアマガエル科のニホンアマガエルもかなり乾燥には強いですが、本種はむしろ湿度を嫌うほど乾燥地帯に適応していると言われています。



 四脚をたたんで木にとまっていると、美しい緑色のカエルですが、脚を広げると毒々しいトラジマ模様が出現します。警戒色で天敵をひるませる作戦ですね。



 トラジマ模様は腹部側面にもあります。



 昼間は基本的に木の上でじっとしていますが、慣れてくると人の手から採餌するようになります。動きはあまり俊敏ではありません。跳ねたりせず、枝をつかんで渡り歩くことが和名の由来だとか。といっても同属のソバージュネコメガエルも同じような行動をとりますが。



 左はソバージュネコメガエルです。同属のカエルでも南方のものは大きいですね。これだけサイズ差があると同居はさせられません。



 眼を閉じているところ。縦筋瞳の時とかなり表情が変わりますね。
 飼育には水を与えるのに苦労しました。ソバージュネコメガエルは明らかに口で水を飲みますが、本種の生態はよく判りませんでしたから、大きめの水入れを用意しつつ、夕方以降にスプレーで水を与えたりしていました。

アカメアマガエル

2014/09/07


 メキシコのベラクルスからパナマ中部、コスタリカに棲息するアマガエルの仲間です。低地の熱帯雨林に住み、ほぼ完全な夜行性。四肢が透明感のあるオレンジになり、体側には青い鮮やかな縞模様があります。たいへん美しいカエルです。大きな♀では70mmていどにもなるそうです。



 大きく突出した目は赤く、本種の和名の由来にもなっていますが、とんぐり目に縦筋瞳といえば、典型的な夜行性動物ですね。



 夜間は、目が大きく瞳も開いていますが、昼間は目を引っ込めたうえにマブタを閉じるので、顔つきが全然ちがいます。マブタを閉じているのは休んでいるときだけで、昼間でも刺激を与えるとどんぐり目を開きます。



 赤いどんぐり目に加えてオレンジの手足のひらが特徴的です。



 四肢を閉じていると緑色のカエルですが、四肢を開くと体側や肢に青い模様が出現します。このカエルを狙う捕食者は突然表れた警戒色に毒性の存在を予見してひるみます。



 飼育環境に慣れてくると、こうして警戒心もなく皆さんでお昼寝していました。ただ、本種の飼育は容易ではなく、2003年の飼育記録では半年ほど生き長らえさせるにとどまっています。

アメリカアマガエル

2014/09/10


 北アメリカ東部に広く分布するポピュラーなカエルで、民家の窓や灯火にもしばしば集まって来るそうです。安価で販売されているので、日本でもよく飼育されていると思われますが、北米の生き物は逃がすと帰化する可能性が高いので、飼育には注意が必要です。アメリカでは降雨の前や最中に集団で泣くことから、レインフロッグとも呼ばれているらしいです。



 2003年の夏には、カエル苦手症を克服しようとするかのように、たくさんカエルを飼育しました。小型のカエルばかりで、大型のカエルには結局手が出ませんでしたが。本種はニホンアマガエルよりも一回り大きいていどのサイズでした。



 ニホンアマガエルと容姿も生態もよく似ています。けっこう乾燥にも強いようで、水場よりも止まり木の上にいることが多かったです。上の写真では4足をしっかりと閉じているので、とてもスリムなカエルに見えますが、これは本種独特のポーズですね。



 餌食いも良好で、とても飼いやすいカエルでした。その点もニホンアマガエルと同様です。



 アフリカ産のアオガエルの仲間と、中米産のアマガエルの仲間を同居させていたのですが、たがいに干渉することもなく同居には問題ありませんでした。ただ、合せて3頭がオスだったので、シーズン中はずいぶんにぎやかでした。5月中旬ごろから啼きだし、梅雨が終わりに近づくと次第に啼く頻度が減ってゆきました。

ハイイロモリガエル

2014/09/10


 アフリカ南部のサバンナに棲息する樹上性のカエルです。樹上性で長い四肢で上手に木登りをします。突き出た大きな目が特徴で、50mmないし90mmていどになるようです。吸盤はよく発達していてガラス面等に貼りつくこともでき、跳躍力も強いです。



 サバンナに棲息する乾燥系のカエルとは思えないほど水辺が好きで、しばしば水に浸かっているところを目撃しました。水に浸かっていなくても体が乾いているのを見るのが難しいほど。サバンナ地帯に行ってみたことがありませんが、雨期と乾期を繰り返すかなり厳しい気候の風土だと思います。飼育下では雨期モードになったのでしょうか。乾期には休眠状態になるかもしれませんが、それで乾燥系の生き物と決めつけるのは正しくないのかもしれませんね。



 丸く大きく飛び出した目玉が可愛いです。乾燥系の生き物というよりは、森林性動物の感覚で飼うのがよいのかもしれません。といっても理想的な森林環境の再現なんて筆者には手に余りますから、本種が頑健種であると期待して、飼育環境に順応してくれるように祈るしかありません。



 2003年に筆者が飼っていた個体は全長20mmていどのチビすけでしたが、俊敏によく動き回り、よく採餌していました。ショップに入荷した当初は10mm程度だったそうです。あまりに地味で小さなカエルなので売れ残っていたとか。



 ある時、数日間に渡って体色が黒っぽくなっていました。カエルの色変わりは珍しくありませんが、なんだか残念な色でした。

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索引

目次
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膜翅類 鱗翅類 鞘翅類 コガネ
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庭草 雑草 高山 飼育 ヒト
□ 飼育動物データ


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