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ロードテンドロン・アルポレウム

2014/07/25


 シャクナゲの園芸品種についてはよく存じませんが、これはヒマラヤに棲息するシャクナゲの一種で、大きいものでは30mほどの大木になるそうです。ヒマラヤの標高1000〜2000mにこんな大きな木がワラワラ生えているのだそうです。なんかヒマラヤのイメージが狂いますね。そもそもヒマラヤ=雪山というのが、現地を知らない者の偏見ではあるのですが。



 園芸品種の交配用にもしばしば用いられるようで、見たことのある花です。近くに咲いていたヒエシャクナゲとは、同じツツジ科のシャクナゲでもまったく別物ですね。



 花の形状はツツジ科というのがうなずけます。



 かなり濃いピンクの花もありました。本種は株によって色彩の変異が大きいようです。



 さらに濃い色の花がありましたよ。もはやピンクというより紅色ですね。



 そしてさらに濃い紅色の……、これは咲きかけですか、それとも花が終わって枯れようとしているところですか。とにかく真っ赤です。園芸品種でもこんなに赤いのは見たことがありませんね。

ミヤマキンバイ

2014/07/27


 息子がまだ子供だったころは、家族でよく野山に出かけました。野道で見つけた黄色くて独特の光沢を放つ花を、筆者も嫁さんもキンパイと呼んでいました。ところが、キンパイなる植物はネットで検索しても見当たらないんですね。正しくはキンバイ、"パ"ではなく"バ"、破裂音のパではなく濁音のバなんだと。で、キンバイそのものもなかなか見当たりませんで、ボタンキンバイだとかウラジロキンバイだとか、メアカンキンバイだとか、いろんなものがヒットします。キンバイソウというのもありました。感じですと金梅草とのことで、どうりで濁音のわけです。



 いかにも山の草花という名称のキンバイソウです。ところがキンバイソウはキンポウゲ科ですがこちらはバラ科植物です。とてもよく似ている花として、ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科)、シナノキンバイ(キンポウゲ科)、ヘビイチゴ(バラ科)などがあります。



 葉の形がイチゴのそれに似ています。バラ科と言われれば納得ですね。そして葉にも光沢があります。



 近縁種のヘビイチゴは、赤い実をつけますが、本種はどうなんでしょう。実の話しは聞きませんねぇ。

ヤグルマソウ

2014/07/27


 ヤグルマソウというと、ヤグルマギクの方を思い出してしまいません? 外側を向いた青い花が円形に並ぶさまが、矢車に似ているのが名の由来だそうですが、あの植物はその名のとおりキク科です。それをヤグルマソウと呼ぶこともあるようで、筆者の記憶の中でも両者は混同されていました。ヤグルマソウもヤグルマギクも一緒じゃん、って。



 ところが、ここに生えているヤグルマソウは、ユキノシタ科の植物で、葉の形状が矢車ににていることからそう呼ばれるのだそうです。正式な和名も本種がヤグルマソウでヤグルマギクをそう呼ぶのは正しくないようです。
 矢車とは、鯉のぼりのてっぺんについている、羽根矢を円形に並べたアレですよ。



 今回見たものは、赤い葉をしていましたが、これはおそらく若葉で、本来は緑色だと思われます。
 花は白くて細かく、夏に咲きます。

リナリア・アルピナ

2014/07/27


 ゴマノハグサ科の高山植物園です。乾いた荒れ地を這うように繁殖しています。葉は細かく多肉植物のような質感があります。夏の花のようですが、ここではもう満開でした。



 もともとはスイスの植物のようですね。日本では馴染みのない花です。そもそもゴマノハグサ科の植物自体が日本ではメジャーではありませんよね。概して高山系の植物群のようです。



 花がなかなか変わっていますよ。紫色の花萼は、上に2裂ウサギの耳のように立ち、下に短い3裂が舌のように伸びます。"裂"と書いたのは、根元でつながった萼が裂けて伸長するような形状だからです。植物の図鑑等でもしばしばこの表現が用いられます。そして花の中央にオレンジ色の雌しべがとてもよく目立ちます。
 高温多湿に弱い高山植物なのに、家庭で栽培されることもあるそうですよ。写真にするとアレですけど、実物は小さな花です。

ツツジ

2014/08/01


 園内にツツジの木がありました。葉がやや細かいうえに枝が目立ち、なんだか半枯れ状態に見えます。高山性のツツジはようやく葉が息吹始めたというところでしょうか。



 まるで冬景色を見ているような、いささか寂しい木の様子です。



 花は小振りで白いです。筆者の家から徒歩圏の山ではピンクのツツジが観察できましたが、あれは4月上旬のことで、ちょうど今目の前のツツジのように葉がまばらでした。あのツツジたちは今頃は緑の葉をたくさん蓄えていることでしょう。



 園芸品種では様々なツツジを目にしますが、白だけというのも新鮮でいいですよね。日常ではなかなかお目にかかれませんって。

ハイヒカゲツツジ

2014/078/01


 ツツジが這っていますよ。葉の色もなんだか褪せた感じです。高山に適応した形態なのでしょう。調べてみますと、屋久島特産の植物だということです。屋久島というと南国のイメージがあるのでちょっと意外でした。でも標高1900mを越える高さのある島ですから、高いところでは高山性の植物が生えるのも当然でしょう。熱帯産の大型甲虫類が日本の暑さに耐えられないように、南国でも高地では寒冷地に適応した植物が生えるわけです。



 這ってますねぇ。花はクリーム色です。同園の別のところに生えていたツツジは純白でしたが、この花は少し黄色みがあります。



 咲き方はちがいますが、白いシャクナゲ(ツツジ科)のようにも見えます……よね。ハイシャクナゲと言われても疑問を抱かないでしょう。
 屋久島では特別天然記念物に指定されているという記事もありましたが、オンラインショップで安価で販売されていたりもします。なんなんでしょうね。

エンコウソウ

2014/08/01


 漢字で猿候草と書くそうです。猿候とはテナガザルのことだそうです。茎が長く横に這い、その先に花をつける様子をテナガザルの腕に見立てて命名したのだとか。そうはいうものの横に這う茎というのがよく判りませんでした。筆者の庭に植えてあるエキナケアは一見して横這いしてますけどね。横這いというより横広がりって感じですけど。



 葉や花の色形がミヤマキンバイに見えるんですけど。別項のミヤマキンバイの写真と比べてみてください。さらにエゾノリュウキンカという近縁種がいて、これは茎が直立しているそうです。頭かゆいですね。



 遠くの方にある花を望遠で撮ったのですが、なんだか別物に見えます。別物ですかね、これ。なんだかよく判りません。

ゲンチアナ・アコーリス

2014/08/01


 ヨーロッパの1000〜3000mの高山の日当たりのよい草原や荒れ地に生える多年草で、開花時期は5月、晴れの日にのみ花開くそうです。ゲンチアナとはリンドウのことで、チャボリンドウという和名があります。草丈はひじょうに短く地面に這う感じですが、花はひじょうに大きく目立ちます。



 見に行ったのが薄曇りの朝だったので、まだ開き切っていない花が多かったです。草本体に対してはながやたら大きいです。



 少し開いた花です。花は短い茎で立ち上がって開きます。とても濃厚な青です。



 どれも充分には開いてないですね。きれいに開くと朝顔のように丸くなるようです。同園のサイトに写真がありました。大きな花がたくさんつくので、家庭で育てられれば見ごたえがあっていいですね。

サキシフラガ・スノーキャップ

2014/08/01


 サキシフラガは和名でユキノシタ属のことだそうです。日本で見かけるユキノシタの花といえば花弁の上の方がとても短く下が長く、一見して下向きに咲いているようにも見える小さな花ですが、これは丸くてボリュームのある花を咲かせます。原種は欧州のアルプスの荒れ地の厳しい環境に生息しますが、園芸品種にもなっていて、赤やピンク、黄色もあるそうです。ただ、耐暑性は高くなく平地で育てるのはやや難しいようです。



 日本のユキノシタは葉が大きく、それに比べて花が小さく目立ちませんが、この花は立派ですよね。高山の短い夏で虫による受粉を成功させるには目立つ必要があるので、高山植物の花は比較的派手になると聞いたことがあります。



 花弁は丸くてサクラのようですが、雄しべや雌しべが面白い形をしてます。写真では解りにくいですが、花茎はそこそこの長さがありました。

ワラビ

2014/08/01


 山菜の代表とも言えるワラビはシダ植物ですよ、念のため。日本中の低山地で見られ、田舎のばぁちゃんがよく採りに行ってましたね。筆者の両親も子供の頃から採集経験が豊富で、筆者が子供の頃「ワラビはバラバラに生え、ゼンマイはまとまって生える」といった豆知識を伝授してくれました。
山すその平地や、場合によっては都会化が進んだところでも見かけることがあります。



 茹でて醤油かけて食べるとたいへん美味ですよね。むかしは季節の野菜として当たり前のように食べていましたが、もう長い間食べてません。茹でると独特のとろみが出て、ほかにない味と食感ですよね。



 こんなふうに芽吹いたばかりのものを摘んで集めるのですよ、あちこちバラバラに生えていますから、食材としてまとまった数を採集するには少々根気がいります。と言ってもマツタケほどじゃないけど。



 伸び広がったワラビです。矢印のところにワラビらしさが残っています。って言うか、これがシダとしてのワラビの本来の姿なんですけどね。ここまで成長すると食べるところはありません。他のシダ類と見分けが付けにくくなりますが、葉先の黄色い部分に芽のころの名残があるので、慣れた人なら他種と見まちがうことはありません。
 ちなみに、ここのワラビは園内で管理しているものではなく、勝手に生えているものですね、まちがいなく。

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目次
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□ 飼育動物データ


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